(今回はこんなことを学びます)
・新しいシーンの作り方
・UIの使い方(タイトルロゴ、スタートボタンの作成方法)
・複数のシーンを切り替える方法
(1)新しいシーンを作成する
・「File」をクリック
・「New Scene」を選択してクリック
・これで1つSceneが追加されました。すぐに名前をつけましょう。
・もう一度「File」をクリック
・「Save Scene」を選択してクリック
・「Title」という名前をつけて「Save」をクリック
・「Assets」の中に「Title」が表示されれば成功です。
この「Title」シーンに「タイトルロゴ」や「スタートボタン」などを設置していきます。
まずは「背景」を作りましょう。
(2)背景の作り方
・「Hierarchy」で「Main camera」を選択。
・「Inspector」で「Camera」コンポーネントの中の「Skybox」をクリック
・「Solid Color」を選択してクリック
・「Background」を「白色」に変更(*ここは自分の好きな色で構いません。)
・「再生ボタン」を押してみましょう。
・「Game」画面は真っ白になっていると思います。(*もしくは自分が設定した色)
これで、タイトルの背景の準備ができました。
・いったん再生をストップしましょう。
次は「タイトル・ロゴ」を作ります。
(3)タイトル・ロゴの作り方
・「Hierarchy」で「Create」をクリック
・「UI」(User Interfaceの略)を選択→「Canvas」を選択してクリック
・すると画面上に下記のような「枠線」が現れます。
このCanvas(枠線の中)にロゴやボタンなどのパーツを置いてタイトルシーンを作成します。
・「Canvasを選択して右クリック」
・「UI」を選択→「Image」を選択してクリック
すると、画面上に白色の四角が現れます。
・「Image」の名前を「TitleLogo」に変更しておきましょう。
次は、タイトル・ロゴに使用する「画像」をインポートしましょう。
・インポートした画像を選択
・「Inspector」で「Texture」をクリック
・「Sprite(2D and UI)」を選択してクリック
・「Apply」をクリック
これでUI上で使用できるデータになりました。
・「Hierarchy」で「TitleLogo」を選択
・「TitleLogo」データを「Source Image」にドラッグ&ドロップ
・「TitleLogo」の「位置」や「大きさ」は「Rect Transform」で調整しましょう。
ここでいったん「再生ボタン」を押してみましょう。
白色の背景にタイトルロゴが表示されれば成功です。
続いて「スタートボタン」を作りましょう。
(4)スタートボタンの作り方
・「Hierarchy」で「Canvasを選択して右クリック」
・「UI」を選択
・「Button」を選択してクリック
・名前を「StartButton」に変更
・ボタンの位置は「Rect Transform」で調整。
・ボタンの色は「Color」で調整します。
次にボタンの文字を変更します。
・「StartButton」の「▶︎」をクリック
・「Text」を選択
・「Inspector」で「Text」の中を「Start」に変更
ここで「再生ボタン」を押して確認してみましょう。
次は、スタートボタンのスクリプトを作成します。
(5)スタートボタンのスクリプトの作成
・「C# Script」を作成して名前を「TitleController」に変更しましょう。
・「TitleController」をダブルクリック
・下記のコードを記入しましょう。
using UnityEngine; using System.Collections; // ★この一行を記載する using UnityEngine.SceneManagement; public class TitleController : MonoBehaviour { // ★このメソッド(命令ブロック)を記載する public void OnStartButtonClicked(){ // Unity5.3からの書き方 SceneManager.LoadScene("Main"); } }
(ここがポイント!)
・今回の命令ブロックは「void」の前に「public」を付けましょう。「public」をつけることで、後で「Inspector」で操作することができるようになります。
・シーンを切り替える時は、「SceneManagerクラス」の中の「LoadSceneメソッド」を使います。
・LoadScene( )の( )の中は「呼び出したいシーンの名前」を記載します。今回は、「Main」シーンを呼び出したいので(”Main”)と記載します。
・スクリプトが作成できたら、それを「Canvas」にドラッグ&ドロップします。(*注意)
「Canvas」の「Inspector」に「TitleController」スクリプトが追加されていることを確認しましょう。
・「Hierarchy」で「StartButton」を選択
・「Inspector」の中で「On Click()」を探す。
・「+」をクリック
・「None」の部分に「Canvas」をドラッグ&ドロップ
・「No Function」をクリック
・「TitleController」を選択
・「OnStartButtonClicked」を選択してクリック
これで、スタートボタンを押した時、「TitleController」スクリプトの「OnStartButtonClicked」命令ブロックを呼び出すことができます。
さあ、最後の仕上げです。
(6)ビルドセッティングの仕方
(ここがポイント!)
*複数のシーンを切り替えるには「ビルド・セッティング」という作業が必要になります。
・「File」をクリック
・「Build Settings…」を選択してクリック
・「Scenes In Build」の中に「Title」シーンと「Main」シーンをドラッグ&ドロップする。
(ここがポイント!)
・必ず「Title」シーンを先にすること。入れた順番に番号が付きます。
・「Title」に「0番」、「Main」に「1番」の番号がつきました。
ここまでできたら「×」で閉じます。
・「再生ボタン」を押してみましょう。
最初はタイトル画面になります。
・次に、「Start」ボタンを押してみましょう。
ゲームシーンに切り替われば成功です。